ささきの誕生
ささき思うに、「物語」というものはすなわち「誤解が紡ぐ物語」だと思う。
「誤解」がごにゃごにゃしたまま、一定の質量をもって深海に沈む場合、それは「悲劇」となるし、ほぐれて、軽やかになると、まるで空中で閃光を放つような奇跡をみせてくれるものだ。
作家が傾注するのは、いかに事実を誤解させるか。いかに真実を、最後までうようよもったいぶって、最後に奇跡的な場面に並べて、それがいかに「貴重であるかのように」「騙ること」である。
でも、でも! ささきは、「物語」というものはかくあるものであると疑わない。
物語は、そうでないと伝わらない。
村上春樹の「やれやれ」にしたって、あれは、多くの人を焚き付けた。
それにだれもあれを超えていない。
ただし、それは、真実を紡ぐものだとも強く確信している。
ユーフォでは、みんなが嘘をつく。
まるで、嘘をつかないほうが異常だとでもいわんばかり。
一方で、ラブライブ!では、だれも嘘をつかない。
嘘なんて存在しない世界のよう。
劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~
あっあっ。劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~をみました。
特に論旨などありません。
でも吹奏楽って、数学みたいだなとおもいました。
積み重ねが、結実する。
まず、ささきが吹奏楽を始めたのは小学校四年生のことでした。
ささきには兄がいて、これがめっぽうラッパがうまいと評判で、ささきの誇り、かっこいい、すてきなお兄さんでした。ささきも、そういうかっこいいのになりたいと願いました。
ささきが吹奏楽を始めた理由はこんなものです。
ユーフォ好きのひとなら、わかると思います。
ささきが中途入部? すると、これもユーフォ好きなら自明なのですが、低音しか余っていません。
ですのでささきは、ジュニア用チューバ(ユーフォとチューバの中間くらいのおおきさのチューバ)をいただきました。
ささきはめきめきと頭角を表しました。
チューニングの時は、ユーフォのパーリーよりも長く吹けました。
これが全ての始まりでした。
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ささきには、久石奏のやり方がすごくわかります。
自分のやり方を決めて、これまで一所懸命やってきました。
そういうのは、自分の生きがいで、やりがいです。
誰にも否定してほしくないし、誰だってこれを否定する資格なんてありません。
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黄前久美子は、まず否定をしません。
とりたてて肯定もしません。
頑固なのです。
お父さんに似ているのかもしれません。
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それとは別に、その時のユーフォは吹奏楽部の実権をにぎっていたのです。
まづどえらいパーリーがいて、取り巻きが4人くらいいる。おなじみのあれ。
ユーフォ女子に虐げられるチューバ男子先輩は、ひとことで言って『あわれ』でした。
ささき、お花見で乾杯の温度をとる
-というわけで、新部長の、ささき。
『ぶんぶん』
-ささきにかわります
「……。えー。ささきです。部長、にされました。わたしがいいたいのは、こういう権力とか既存の枠組みにとらわれないすてきなちからを発揮するために、その一助として、柄部を、みなさんひとりひとりの個性や才能にとって都合のいいように役立てていただければ僥倖であるということです。長い挨拶はわたしも好みませんので、かんぱい」
「「かんぱーい❗
」」
アウトプッと〜!
とは題してみたものの、ささきのような下賤の輩にはなにかを思うような精神、吟味する知性・教養といったことがなんらない。
ひとつ思うのは、えんどろ〜❗ が終わって悲しいということである。
えんどろ〜❗では、ささきさんとしてはセイラさんの真面目さやダメさ、「長い寿命に甘んじて女子力を置き去ってしまった」姿が感動的だった。
セイラさんは、胸の谷間から具象的物体を取り出すときこそひどい顔をしていたけれども、概ね心が広い、おおらかで、スタイル抜群の美女であった。
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そんなことはどうでもよく、TOP絵の彼女が多くのオタクの心を射抜いたことにはちがいない。
ささきの映画【随時更新】
No.1 フォレスト・ガンプ【∞点】
「アイム、フォレスト。フォレスト、ガー、hupp!」
フォレスト少年のそんな言葉ではじめる、ささき的、ザ・完璧・ムービー。101匹ワンちゃんが大好きなささきの妹もお気に入りである。
監督はあのロバート・ゼメキス(とてもゆうめいらしい)。
ケネディとの握手など、当時のCGとしては地味に最先端な映像も楽しめる。
よくわからんが60s~90sとかの名曲も楽しめる。エルヴィスからDoorsなど。
助演のゲイリー・シニーズがまたすばらしい。フォレストのお母さん役の人もすばらしい。
舞台はアメリカ南部のアラバマ州が基軸。アラバマ州のことはしらないけどとにかく南北戦争では南部で、KKKとかが観光名所になっているらしい。あと窒素をせいせいするプランクトンで有名。らしい。
ささきてきに、この映画にふさわしいラブライブ楽曲は、「Brightest Melody」。ないしは「Bilieve Again」であるところである。
桜内梨子
ひとを通して夢をみたって、いいじゃない。