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おとといLineにて、書紀が
「ささきせんぱ~いい❗ たすけてくださあ~~~いい! 具体的には明日か明後日❗」
というので、昨日、
「それではお昼にいくね」
といったところ、
「すみません。お昼は予定があるので明日はどうです? 明日はずっと暇です❗」
と返されたので、
「それではお昼に伺おうと思います」
と窺ったところ、
「すみませんお昼に予定がはいりましたあああ。放課後ならいます。お姉さまもいますし。」
「それでは放課後に伺います」
つって伺いました。
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まず、呼び出された名目が陳述されました。
曰く、噛み砕いて言うと、
- わからない
- わからないので会長の力をかりたい
- なにがわからないのかもわからない
- したがってささき会長のちからをかりたい
- 自分がなにをしたいのかがわからない
- なにもわからないけれど、自分にはやりたいことがある
ということです。
その時のささきの表情は下掲のごとくです。
ささきは訪ねました。
「まずあなたは、現状をどう思っているのですか?」
ささきらしからぬ失礼な言い回しですが、あまり緊張させてはいけないと思ったのです。フレンドリーに。かつ、『ウソを言われたら困るなあ』という圧迫感をもって。
後輩「それが、なにもわからないのです」
会長「それでは、視点をかえてみましょう。あなたは、この活動が、この学園の生徒のあり方や目的意識の持ち方など、なんでもいいのですが、なにか影響を及ぼすと確信しているように思います。あなたは、どのような、前向きな影響が派生するといいとお考えですか?」
後輩(眼がうるっとする)「っ! ・・・! わ、わかりません。。。」
(中略)
ささき「私が思うには、あなたは、やりたいことをやるのがいいと思います。これまでに述べたようなやり方は、マーケティングとか小売とかそういう人のものです。
ところで、あなたは、なにをしたいのですか? あなたの叶えたいものってなんですか? あなたの理念ってなんなんですか? あなたを駆り立てるものってなんなんですか? なんでこんなことを始めたんですか。苦労するだけじゃないですか。私は、生徒会長として、あなたのすこしを、申し訳ないですが知っています。
そういうものを理解できないことには、私も陣のひきようがありません。
より具体的にいうと、あなたの理念という『工芸品』は、『コンセプトにかけるから』という理由で買い叩かれます。逆に言えば、理念さえ伝われば、売れます。売れるということは、理念が評価され、広まるということです。もっと貪欲に、遠慮せず、あなたの想いのたけというものを聞かせてくれませんか。
はっきり言って私の魔法は一般に比してかなり貴いので、ここで『やっぱなし!』というのもありだと思います。
わたしも、『買い叩かれる』のはもういやですし」
後輩「会長。いえ! ささき先輩! どうか、よろしくおねがいします❗」
ささき「わかった❗ まかせといて❗」
というわけでささきはがんばる